わたしは真悟

  会場:高田馬場アートボックススホール
  開演:17時
  原作:楳図かずお
  出演者:上野未来、劇団アロッタファジャイナ

#上野樹里さんも活躍が著しいのでここでは、未来さんと表記します。

たしか「ヒカリノキオク」の舞台の時にもらったチラシにあった舞台だったと思います。私は上野未来さんの熱烈なファンではないのですがその可愛いらしい笑顔は好きです。TBS「学校へ行こう」のサエコさんの前に出演していたかな。時間がある時に見てました。写真集などの発売イベントなどにも行ったことがないです。そんな彼女が舞台に出演するという。ドラマや映画などに出演したことがあるのかないのかも知りません。中国に出張していたためかメディアで最近、彼女を見かけていませんでした。生未来の誘惑に勝てずに結局、数日後チケットの申し込みをしてました。文化の秋だしね(わけわか)
 (1)未来さんの演技(観たことないけど)が観られる。もちろん、可愛い笑顔も。
 (2)会場のキャパが80人と小さく間近で観られること確実。
 (3)チケット代が3,000円とリーズナブルでネット予約できること。
 (4)千秋楽が日曜日で行けること。

早稲田なんて受験もしたことがないので高田馬場にはまったくご縁がありません。結構方向音痴な私はアクセスマップを印刷して持って行ったにもかかわらず、迷子(汗)キョロキョロしている私に通りかかったおばさまが親切に教えてくれました。どうやら駅を出てから90°方向が違ったようでした(爆)大学が近くにあるから(実際、早稲田大学がどこにあるのか知らないのですが)、飲食店も多く特にラーメン屋が目につきました。舞台が終わったらおなかが減っているだろうから食べてから帰宅の旅に出ようといくつかのラーメン屋の入り口に貼ってあるメニューを見て歩き、時間調整してました。

アンパン片手に会場に着くと予想よりこじんまりとしたエントランス。公民館のイメージです。しかし、上野未来さん宛にお花が届けられていました。熊田曜子鈴木紗理奈安田美沙子上野勇(お父さんかな?)さんからのようです。タレントの3人と未来さんとどのような関係があるんだろう?同じ事務所かな?受付や整列を促している女性たちはスタッフにしておくにはもったいないぐらいの顔立ちです。後で分かったのですがこの舞台は未来さん以外ほとんどダブルキャストなので千秋楽に出演しない役者さんたちが手伝っていたようです。一部、招待席や関係者席があったので4列目(一番後ろでも5列目に)に座りました。ベンチシートに座布団3枚重ねでした。ステージの方は10畳ぐらいでしょうか。いままで観た舞台の中で一番小さいステージです。その分、出演者の熱心な演技を肌に感じられる期待がもてます。まだ、開演に時間もあったのでトイレに行きました。2つあって手前の方は開かず、奥の方を引くとちょうど中の人もドアを押したようでお互い軽い手ごたえで開いてしまいちょいびっくりモード(^^;小用を済ませてドアを開くと先程開かなかったトイレから上半身を覗かしている女性と一瞬目が合いました。ふに?なんだろうと思っていると彼女もトイレの外に出て観客席じゃない方に消えて行きました。一瞬しか顔を見なかったのですが「おー、未来さん以外にもあんな可愛い出演者がいるのか、これはまた楽しみだ」と思ったものです。彼女は、ロリータファッションっぽいシャツに黒のネクタイ、レースのミニスカートと印象に残る衣装でした。席に戻って入場時にもらったチラシやこの舞台の出演者が載っているペーパーを見ていて疑問が沸いて来ました。私が観る千秋楽は未来さん以外の女性の出演者は1名。他の女性達は今も入り口で働いています。未来さん級の可愛い娘がもう一人の出演者とは考えられません。先程、トイレで見かけた女性の顔がだんだん未来さんだったような気がしてきました。さて、果たして真実は?

舞台が暗闇に包まれいよいよ開演です。どうやら暗闇を海中に見立ててダイビングというシチュエーションです。なにやら後半への伏線を感じさせる言葉を残してオープニング映像が流れ出しました。この「わたしは真悟」の舞台ではシーンの場所を明確にするためにプロジェクターで映像をうまく使っていました。こういう演出は原作を知らない人にとって助かります。暗闇の中に浮かぶシルエットの一つに先程のロリータシャツがありました。ステージの照明が灯されると可愛い娘の正体がついに判明。やっぱり未来さんでした。やばいです。これはかなり来ます。めちゃんこ(古)可愛いです。もう、一瞬で目が彼女の姿にくぎづけです。たぶん、5分ぐらいずーと彼女の姿のみ目で追っていたと思います(笑)未来さんが演じる真鈴(マリン)と相手役の悟君は小学生という設定なので未来さんはず〜〜とつぶらな瞳をしているんです。子供らしく笑うしね。ミニスカートから見えるすらっとした素足。どこから観てもどこを観ても可愛くてしょうがありません(爆)

そんな未来ワールドの虜になっていましたが舞台からは「機械工場」だの「フランジ」だのちょっと毎日聞いている言葉が耳に入って来ました。悟君のお父さんの勤務先の工場のロボットのシーンでした。汚れた整備服に身を包んでいる男性がストーリーテーラーを務めていました。てっきり、工場のワーカーだと思っていたんです。しかし、これがまた勘違いでその人がロボット役だったんですね。ちょっと気が付きのが遅かった私・・・。

この舞台は、一人何役も演じる人が数人いました。衣装に変化をもたらして別人役を演じている訳ですが、口調の変化がちょっと乏しく残念でした。「赤鬼」は見事だったなと再認識した次第です。未来さんはこれが初舞台にもかかわらず良く演じていたと思います。笑うシーンが多く彼女の魅力がさらに加算されていました。悲しい時の涙目の表情も男性から観るともうギュッと抱き締めたくなるほどです。今回は怒ったシーンがなかったので彼女の怒りの演技は観られませんでした。6日間の公演なんですが、いったいどのぐらいの稽古を積むんでしょう。会場が小さいとは言え、これだけの時間を主演として見事に演じるのはかなり努力したんだと思います。昨日は、3回も公演があったようです(驚)悟役の谷口君も少年ぽさをよく演じていました。ちょっと観ているのが恥ずかしい時もありました(悪い意味ではなく)。中盤にもなると出演者たちの表情には汗も浮かび、特に、未来さんは頬も紅潮してきてそらー、可愛いさUPです。もう、困ってしまうぐらい。舞台の中では小学生らしいお付き合いなのです(でも幼いながらの純愛)が、あんな視線で見つめられ続けたら間違いなく惚れてしまうでしょう。この二人が実生活で御付き合いしてもなんら不思議はない雰囲気です。舞台が終わってからの挨拶時の二人を見ているとなおさら(笑)

ストーリーの詳細は楳図さんの原作を読んでもらうとして(^^;
終わってみれば2時間ぐらいの舞台だったようです。正直を申しますと、後半ちょいと睡魔が襲ってきたりもしました。ストーリーの展開がよく分からなくなってしまったんですよね(^^;結局オープニングのダイビングシーンとの繋がりも分からなかった(汗)未来さんの魅力を十分アピールするストーリであったこと間違いありません。ラストでは、楳図さん本人もゲスト出演がありました。

舞台が無事に終わると出演者全員がステージに集まりました。未来さんと谷口さんはうっすら涙目でした。谷口さんが出演者を紹介してくれたのですが、結構名前を間違えてました(笑)拍手喝采で無事に終了です。私が観たこの千秋楽は、男性である谷口さんが悟役でしたが、もう一チームでは女性が演じているようです。どのように演じ、未来さんの反応はどう異なって(あるいは同じであったのかも)いたのか観ておきたかったな。

アンケートに感想を書いていると出演者たちが出口に並んでいました。もちろん、未来さんもまだ顔を紅潮させて(○^^○)このページに比べればあっさりとした感想を書いて手渡しました。未来さんにも「ご苦労さまでした」とか、たしか陳腐な言葉をかけたような気がします。そんな言葉しかでないとは情けない。握手会イベントのように急かされるわけでもないんだからもっとたくさん思っていたことを言えばよかった。もちろん、本の目の前で観る未来さんはやっぱり素敵でした。大がかりな舞台装置もいいですけど、こう言う作品にも出てもらいたいです。とりあえず「キラー・ビー」と言う映画に出演されているようなので観ないとね(笑)ダブルキャストで観られなかった役者さん達の演技もみたいからこれからは、劇団アロッタファジャイナにも注目。

さてと帰り道。ラーメン屋の前を通るにも胸がいっぱいで食欲なし。もう、胸がトキメキまくっていて落ち着いた状態じゃなかった。こう言う感覚は滅多にないです。惚れてしまったかな(バカ)